科目名 | 農業IoTシステム開発ラボ |
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科目名(英名) | Laboratory exercise for Internet of Things (IoT) applications in agriculture |
担当講師(氏名・所属) | 青柳 慶光(株式会社セラク)、 片山 徹郎(宮崎大学)、椋木 雅之(宮崎大学)、淡野 公一(宮崎大学) |
分類 | コース必修 |
授業形態 | 実習 宮崎大 ※本科目は、新型コロナウイルス感染拡大の状況等によっては、延期もしくは中止となる可能性があります。※ |
時数 | 24コマ |
時間数(コマ数✕1.5) | 36時間 |
授業の概要 | 日本における農業は高齢化が進み、深刻な担い手不足に直面しつつあります。この課題を解決するための手段として、スマート農業による省力化への期待が非常に高まっており、最近では様々なスマート農業システムが農業現場に導入され始めています。農業IoTは、多様な計測データを利用することによって、作物の生育状況や肥培管理などの営農判断の支援や、農作業の自動化を可能とします。 この農業IoT実践的ラボでは、国内で普及している農業IoTシステムを、事例とともに紹介します。また、生産現場が抱える課題に対して、IoTシステムが提供する解決手段やその効果について具体的に説明します。演習パートでは、農業現場の課題について仮説の立案を行い、課題を解決するIoTシステムの開発に取り組みます。開発した農業IoTシステムの現場への導入・実証を通じて、実際の生産現場でどのように活用できるかについて効果検証を実施し、新たな農業IoTサービスを創出する取組について実習を通じて学びます。 |
到達目標 | ・農業へのIoT導入事例を知る 。 ・農業IoTが生産現場に与える有用な効果について理解する。 ・IoTシステムをハードウェアからネットワーク、クラウドまでを一体的に作り上げていくための開発プロセスや課題を知る。 ・現場の課題の仮説を立案し、事業計画の作成から効果検証までの事業開発プロセスを学習する。 |
難易度 | ★★★ |
分野別難易度(前提知識) | 産業:★ プログラミング:★ |
履修上の注意 (準備学習・前提知識) |
農業やIoTについて興味があること。 なお、IoTなどのシステム開発経験は不問です。 下記「IoTシステム開発演習」では、受講者の熟練度に応じたテーマを設定します。 |
授業計画・内容 | 1. 農業へのIoT活用事例の講義 ・農業とそれを取り巻く環境について ・農業へのIoT・AIの活用事例 ・生産現場の視察(野菜・牛) 2. 事業仮説立案 ・農業生産において行われる作業内容調査 ・解決すべき課題の明確化とPoC(概念実証)の計画立案 3. IoTシステム開発演習 ・PoC(概念実証)を行うための開発実施 4. IoTシステム開発演習 ・PoC(概念実証)を行うための開発実施 5. IoTシステム開発演習 ・PoC(概念実証)を行うための開発実施 ・現場への設置 6. フィードバックと検証 ・現場からの引き上げ+生産者ヒアリング ・利用状況分析と改善点の取りまとめ ・成果発表 |
事前・事後学習の内容 | 何らかのプログラミングを行なった経験があることが望ましい。 ただし、必要に応じて、復習をしてください。 |
成績評価の方法 | 出席と演習の成果内容を総合的に判断して評価します |
教科書・参考書等 | 必要な資料は、授業中に配布します。 |
キーワード | IoT、農業、スマート農業 |
科目一覧
ハードウェアからクラウドまでの農業IoT開発を実践する
農業IoTシステム開発ラボ
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